2021.01.16組織作り

組織デザインとは?役割や実施のポイントをご紹介

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組織デザインとは?役割や実施のポイントをご紹介

企業は、将来に向けて永続的に発展していくために、優秀な人材を1人でも多く確保するべく採用に力を入れます。

しかし、いくら優秀な人材を確保しても、その人材が力を発揮する環境が整っていなければ、組織としての戦力アップにはつながらないでしょう。そこで大切になるのが、組織をデザインするという考え方です。

この記事では、組織デザインについてその意味や役割、実施のポイントをご紹介します。

組織デザインとは?

組織デザインとは?

組織デザインとは、社員一人ひとりが機能することでその組織が持っている能力を最大限発揮できるよう、組織体制を整備することを言います。

今の時代、市場のグローバル化や人工知能(AI)の普及、働き方改革等、世の中は目まぐるしく変化しています。それに合わせて人の価値観も変わります。企業を取り巻く環境は、今後も大きく変化し続けることが予想され、その時代に合わせた組織変革が求められていくでしょう。

ひとことで組織変革といっても、戦略やビジョンの見直し、組織風土改善、適切な人員配置とそれに合わせた管理者層の適切なリーダーシップ発揮等、様々な切り口から考える必要があります。これらを踏まえたうえで、組織が置かれている状況・環境に即した変革をし、社員そしてその組織が最高のパフォーマンスを発揮できる体制を形づくることこそが組織デザインの役割なのです。

組織デザイン実施のポイント

組織デザイン実施のポイント

組織デザインを実施するには、以下の6つの視点から検討する必要があります。

構造

会社全体の組織構造を検討します。業務分野ごとに協業しやすくなるよう組織を編成する、効率を考えてどの組織にどの機能を担わせるかを決定する等、無駄がなく生産性が高い組織構造を目指します。

業務

業務のやり方や役割分担について検討してみると、手順に非効率な点があったり、人手が必要なく自動化できる業務があったり、中にはそもそも不必要な業務があったりします。まず、今やっている業務に対して疑問を持つことが大事です。

人材

「組織は人なり」「企業は人なり」と言います。どのような人材が集まるかで組織の強さは決まります。組織として必要なスキルを持った人材が採用され、バランスよく配置されているか、各々の成長を促すような教育が行われているか、といったことが重要です。また最近では、その人材の強みや長所、個性をいかに伸ばすかを主眼においたマネジメントをする組織も多くなってきています。

情報

どのような情報を集め、どのようにデータ化するかによって、組織のパフォーマンスを可視化することができます。組織全体でも、部門ごとでも、そのパフォーマンスを計測し、その良し悪しをもとに戦略を立案します。計測する指標が適切なものでなければ、正しく戦略立案ができません。だから情報は大事なのです。あわせて、情報管理をしやすい自組織に合った管理システムを導入することも大変重要です。

意思決定

意思決定には主にトップダウンとボトムアップの2つの方法があります。どちらが適切かということは一概には言えません。例えば、意思決定スピードを重視すればトップダウンが適していますし、意見やアイデアを幅広く意思決定に反映しようと思えばボトムアップという形をとることになります。一つひとつの意思決定が、組織運営において正しく意思決定できる方法で行われているかどうか検証が必要です。

また、意思決定のプロセスに着目することで、権限移譲を効果的に進めることができます。現場の意見をより反映するようにプロセスを見直せば、結果的に社員のスキルアップや生産性向上も見込めるでしょう。

報酬

報酬制度は社員のモチベーションに大きく影響します。社員の頑張りを評価するために、給与制度で言えば、従来の年功序列型や職能給の給与制度と合わせ、最近は成果を評価する職務給の導入が多くの組織で行われています。

給与制度の見直しだけでなく、その給与に反映する評価制度の見直しも重要です。組織としてどういう働きを評価するかのメッセージになりますので、慎重に検討すべきです。

おわりに

今回は、組織デザインについてご紹介しました。

より良い組織づくりをするには、これまで培ってきた好ましい組織風土は残しつつも、時代の変化に合わせて組織をデザインし直す柔軟性が求められていると言えるでしょう。まずは、今の組織体制について、時代のニーズを満たしているのかどうかを上記6つの視点から現状分析することをお勧めします。

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