2016.12.27社員教育

ドローン型に消せるボールペン型?年度別新入社員の特徴とタイプ

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新入社員の入社時期が近づくと、「今年の新入社員はドローン型」「消せるボールペン型」「ロボット掃除機型」のような記事を目にするのではないでしょうか。このようなネーミングはすべての新入社員に当てはまるとは限りませんが、新入社員との接し方を考える際の参考になります。今回は年度別新入社員の特徴とタイプについてご紹介します。

新入社員の特徴とタイプとは

公益財団法人日本生産性本部の「職業のあり方研究会」は、企業の採用担当者や学校の就職担当者への調査に基づき、その年の新入社員の特徴とタイプを「ドローン型」「消せるボールペン型」のように命名し、毎年3月に発表しています。
このような命名は昭和48年度から始まり(平成14年度までは「現代コミュニケーション・センター」が命名)、東日本大震災のため自粛した平成23年度を除いて毎年行われています。

平成28年度の新入社員は「ドローン型」

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平成28年度の新入社員のタイプは「ドローン型」であると発表されました。命名の理由は以下の通りです。

・強い風(就職活動日程や経済状況などのめまぐるしい変化)にあおられたが、なんとか自律飛行を保ち、目標地点に着地(希望の内定を確保)できた者が多い
・さらなる技術革新(スキルアップ)によって、さまざまな場面における貢献が期待できる
・夜間飛行(深夜残業)や目視外飛行は規制されており、ルールを守った運用や使用者の技量(ワークライフバランスへの配慮や適性の見極め)も必要
・転換期にある社会の中で、世界を広く俯瞰できるように高く飛び立ってほしい

新入社員の特徴だけでなく、その年の就職活動の潮流や労働に対する価値観の変化もネーミングに盛り込まれていることが分かります。

歴代の新入社員の特徴とタイプ

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これまでにどのような命名がされているのでしょうか。
第1回(昭和48年度)に発表されたネーミングは「パンダ型」でした。「おとなしく可愛いが、人になつかず世話が大変」というのがパンダ型の特徴で、前年に日本初のパンダが上野動物園にやって来たことにちなんでいます。

以降「ムーミン型」(昭和49年度)、「カモメのジョナサン型」(昭和50年度)と続き、最近では「ロボット掃除機型」(平成25年度)、「自動ブレーキ型」(平成26年度)、「消せるボールペン型」(平成27年度)と命名されています。

ネーミングが時代を色濃く反映しているのに対して、命名の理由として挙げられる新入社員の特徴については、年度が異なっていても似通っている部分が少なくありません。
最新のテクノロジーやグローバル社会、新しい価値観などへの適応力が高いことがポジティブな面として挙げられる一方、「幼さが抜けていない」「画一的」「熱意に欠ける」「協調性に乏しい」「扱いが難しい」などがネガティブな面として挙げられることが多いようです。

こうして同じような特徴が繰り返し現れていることを見ると、社会に出たばかりの若者は、いつの時代も若さゆえの可能性と未熟さの両方を持っているのでしょう。

おわりに

「ドローン型」や「消せるボールペン型」などのネーミングは、最大公約数的な特徴をとらえて話題のキーワードになぞらえたものです。新入社員の一人一人は多様な個性を持っています。十把一絡げに「今年の新入社員はドローン型だから操縦は慎重に」などと決めつけることは短絡的です。
しかし、新入社員と自分との年齢が離れている場合、ネーミングは相手を理解する手がかりにはなります。自分が新人だった頃と同じ感覚で接しても、信頼関係を築くことは容易ではありません。ネーミングを通じて、新入社員の一般的な特徴を把握しておくと良いでしょう。

参考URL
新入社員意識調査・特徴とタイプ | 日本生産性本部
http://www.jpc-net.jp/new_recruit/

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