2017.03.13社員教育

新人教育で行われるOJT研修とは?研修の目的とOJTトレーナーの役割

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導入教育を終えた新人は現場に配置され、実際の業務をこなしながら仕事を覚える「OJT研修(On the Job Training)」を受けます。社会人としての心構えやビジネスマナーなど、座学が中心の導入教育とは異なり、OJT研修は業務に直結する実践的なスキルを身に付ける研修です。今回はOJT研修の目的とOJTトレーナーの役割をご紹介します。

OJT研修の目的は新人の成長

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リーダーシップやコミュニケーション力、専門知識・スキルなど、業務遂行に欠かせない能力を身に付けるための研修がOJT研修です。OJT研修という名前が付いていなくても、新人を現場に配置し、先輩や上司が直接指導を行う企業は少なくありません。OJT研修は新人の成長が目的であり、きちんと成果が出ているかを確認することが重要です。

OJT研修の失敗は、教える側に原因があることも

新人に必要なスキルを覚えさせ、研修生を戦力へと成長させるためのOJT研修ですが、実際には効果を上げられていないケースも見られます。

なぜOJT研修が失敗してしまうのでしょうか。OJT研修が失敗する原因は、「毎年OJT研修で新人を指導する経験はあっても、自己流で指導している」「新人を迎え入れる機会が少なく、教えることに慣れていない」など、新人の能力開発を促したり、仕事の進め方を覚えさせたりする準備が不十分な職場が多いためです。

OJT成功のために最初に取り組むべき課題は、OJTトレーナーに研修の目的と自らの役割をしっかりと認識させることです。研修期間中、新人はOJTトレーナーと一日中行動を共にします。指導を受ける新人に成長意欲を持たせることはもちろん、指導するトレーナーにも自覚が求められます。

ただし、OJT研修は新人に対する周囲の働きかけも欠かせません。OJTトレーナーは別の業務を抱え、オーバーワークになってしまうときもあります。OJT研修をOJTトレーナーに任せきりにするのではなく、周囲がサポートする環境をつくりましょう。

OJTトレーナーに求められる役割

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【役割1】「できない」を「できる」に変える

入社したばかりは何もできなかった新人が少しずつ仕事を覚え、できることが増えていく様子は、見ていてうれしいものです。

仕事をなかなか覚えてくれない新人に、フラストレーションを感じるときがあるかもしれませんが、「新人は未熟だから最初はできなくて当たり前」と思っておくと良いでしょう。やみくもに叱るのではなく、「どこが足りないのか」「なぜできないのか」を理解させるよう心掛けてください。

【役割2】短所を補い、長所を伸ばす

OJTトレーナーには、新人の短所は補い、長所は伸ばすことが求められます。例えば、自分の考えだけで物事を進める傾向を持つ新人には、事前に上司に判断を仰いだり、進捗状況を定期的に報告したりすることの重要性を伝えます。

また、短所の矯正と併せて長所を伸ばすことも大切です。自分の長所に気付いていない新人も多いため、まずは新人に自分の長所を意識させることから始めましょう。新人に余力があれば、難易度の高い課題を与えることも有効です。

【役割3】業務に対する責任感を持たせる

学生気分が抜けず、業務に対する責任感に欠ける新人の場合、学生から社会人へのマインドの切り替えもOJTトレーナーの役割です。学生時代であれば、レポートの提出が締め切りに間に合わなくても、遅れて提出すれば減点だけで済む場合もあるでしょう。

しかし、社会人の場合、納期を守ることができなければ、これまで会社が築いてきた信頼を一瞬で失ってしまいます。業務に対する責任感を持たせるとともに、スケジューリングの大切さを指導しましょう。

おわりに

OJT研修の内容は年度によって大きく変わることがないため、指導がマンネリ化し、期待していた研修成果が得られないことも考えられます。OJT研修の内容は、時流に合わせてブラッシュアップしましょう。また、OJTトレーナーの方は、研修の目的と自らの役割を改めて確認することをおすすめします。

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