2017.07.13社員教育

女性が活躍するために!女性社員が管理職として輝けるマネジメント研修とは

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2014年に総務省統計局が行った「労働力調査」によると、日本の管理的職業従事者に占める女性の割合は、11.3%という結果でした。世界第1位のフィリピンは47.1%、アメリカは43.4%、フランスが36.1%(2013年調査)となっています。日本は主要13カ国の中で最下位となっており、国際的に見ると日本の水準の低さが際立っているのが現状です。

現在、日本政府は女性の活躍促進を目指しさまざまな取り組みを行っていますが、実際に働く現場でも改革は必要です。そこで今回は、女性のキャリアアップを阻害する要因や、女性社員が管理職として輝けるマネジメント研修についてご紹介します。

女性のキャリアアップを阻害する要因とは

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日本で女性が働くうえで、キャリアアップを阻害する要因は複数あります。

ここでは、その代表的なものをご紹介します。

子育て支援制度が少ない

育児は男女平等に行うことが理想的ではありますが、日本ではいまだに「育児は女性の役割」という意識が男女共に高い傾向があります。

現在、企業が設けている育児に関する支援制度として、産前産後休業・育児休業・時短制度の3種類が挙げられます。しかし、これらを利用できる期間は短く、制度の利用期間を過ぎれば、周囲と同様の働き方を求める現場に戻らなければなりません。

多くの企業では、時短制度終了後は子育て支援に関する制度を設けていないため、女性の正社員はフルタイム勤務に戻らざるを得ません。結果として育児と仕事の両立が難しくなり、退職をしてしまうというケースが多いのです。

このような、正社員として勤務し続けることが難しい状況では、女性のキャリアアップは望めないでしょう。

ワーク・ライフ・バランスを重視できない職場環境

近年、日本でもようやく長時間労働による身体的・精神的な悪影響について問題視されるようになりました。しかし、すべての企業にその意識が浸透し、しっかりと働き方改革・改善につながっているかというと、決してそうではありません。

ワーク・ライフ・バランスを重要視する企業は増加傾向にあるものの、その働き方自体への社内の理解度が低いのが現状です。

 

そのため、実際に女性が育児や介護などのために時短勤務などを利用する場合、早く帰ってしまうことを理由に関わっていたプロジェクトから外されてしまったり、他部署へ異動させられたりするケースが多いのです。

 

男性中心の社会の中で将来像が見えにくい

1985年に男女雇用機会均等法が制定されて以降、現在までに何度か法改正も行われてきていますが、実際企業の管理職や役員になる女性の割合は世界的に見るととても低いのが現状です。制定前と比べると現在は女性が活躍できる機会が増え雇用率も格段に上がりましたが、

それでも多くの企業はいまだに男性中心の組織体制となっています。

役員や管理職が男性ばかりの企業では特に、女性がキャリアアップを目指すのは難しいといわれています。

 

また、女性管理職が少ない場合、入社した新人・中途の女性社員たちが目標とし、目指すべき存在をなかなか見つけられないというのも大きな課題の1つです。

「自分もこうなりたい」という“具体的な将来像”が見えなければ、女性たちがキャリアアップを意識して働くことは難しいのではないでしょうか。

女性管理職を増やすためには

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では、女性の管理職を増やすためには企業側はどのような取り組みをすべきなのでしょうか。

企業側が意識すべき、取り組むべき事柄は以下の通りです。

ライフステージの変化への理解を深める

前途の通り、多くの働く女性には、結婚や出産、介護などのために定められた制度を利用し休業せざるを得ない時期が訪れます。すなわち、ライフステージが変わることで、仕事とプライベートの比重を変えざるを得ない時期が多くの女性には訪れるのです。

企業側は、その制度利用に対する理解はもちろん、子育て支援などの制度期間終了後に仕事と家庭を両立させることはとても難しいということに対し、より理解を深める必要があります。女性社員の状況を踏まえたうえでのチーム編成や業務の割り振り、体制づくりを行うことが最も大切だといえます。

ただし、降格やプロジェクトメンバーから外すなどといった判断は決して「理解」とはいえません。根本から理解をするためには「公平さ」と「尊重」が重要です。

ライフステージに応じたマネジメント研修を行う

「マネジメント研修」は、管理職育成のための重要な研修の1つです。

マネジメント研修では一般的に、管理職としての役割を遂行するための能力や主体性を身に付け、現場でのマネジメントスキルなどを習得するためのプログラムやセミナーなどを行います。

女性管理職を増やすためには、女性管理職候補者のライフステージに応じたマネジメント研修を行うべきです。そうすることで、女性自身も短時間で成果を出せるような、効率の良い働き方や知識を身に付けることができ、育児や介護をしながらでもキャリアを意識することができるようになります。

女性管理職を増やすことは働き方改革につながる

近年、日本の多くの企業で進められている“働き方改革”。これは主に、働く人のワーク・ライフ・バランスを改善することを目的に行われています。

働き方改革をしっかりと、確実に推進させるためには、女性管理職を増やすことがとても効果的といえます。

なぜなら、管理職に就いている女性は必然的に公私のバランスを考えながら働いている場合が多く、苦労や努力すべき点を男性よりも具体的に把握しているからです。男性の立場も理解しつつ、女性ならではの課題や問題点などを理解できるのは、やはり男性よりも女性なのではないでしょうか。

社員のワーク・ライフ・バランスを改善することで、仕事の効率も上がり、結果的に企業の業績につながります。そのため、働き方改革を進めるにあたり女性管理職を増やすことは、企業にとっても有益といえるのです。

おわりに

今回は、女性のキャリアアップを阻害する要因や、女性社員が管理職として輝けるマネジメント研修についてご紹介しました。

女性管理職が増えることで、部下として働く女性社員たちに目標ができるためモチベーションアップにつながるほか、働き方改革にも大きく影響します。結果的に企業側にも大きなメリットをもたらすため、企業側が女性社員のライフステージに応じたマネジメント研修を行うことは必須といえます。

女性管理職が少ない日本の現状を打破するためにも、女性社員のキャリアアップに対する理解をさらに深めたうえで、適切なマネジメント研修を行いましょう。

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