2017.11.27組織作り

ジョブローテーション制度の目的とは?メリット・デメリットを徹底解説!

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さまざまな業務体験から社員を伸ばすジョブローテーションは、多くの企業でよく使われる能力開発の方法です。ジョブローテーション制度は、目的が変われば実施時期や実施周期も異なります。今回は、ジョブローテーション制度のメリットとデメリットをご紹介します。

ジョブローテーション制度とは?

ジョブローテーションとは、定期的な人事異動を指します。主として、長期雇用を前提とする日本の企業で、OJT(On the Job Training)の一環として用いられる手法です。ジョブローテーションには、大きく分けて2つの目的があります。

【目的1】新しい人材の適性を把握する

ジョブローテーションは、適性の把握に使われます。例えば、新入社員に比較的短い期間で業務をローテーションさせ、大まかに適性を把握することがその一例です。まだ業務経験の少ない新入社員の適性判断などに向いています。

【目的2】ゼネラリストを育成する

ジョブローテーションのもう1つの目的に、事業全体を見渡せるゼネラリストの育成があります。全く関係のない業務に2~3年という周期で就かせ、広い視野からマネジメント力を磨くことが目的です。

しかし昨今では、ゼネラリストにもスペシャリストとしての能力を求める声もあります。より高度化する業務への理解や利益の源となる現場を知ってこそ、的確な経営判断が下せるという考えからです。

ジョブローテーション制度のメリット

ジョブローテーション制度のメリットとして、以下の3つが挙げられます。

【メリット1】他部署と交流しやすくなる

ジョブローテーション制度には、社内ネットワークを形成および促進するというメリットがあります。同一部署に長く勤務すると、他部署との交流は希薄になりがちです。部署内だけにとどまらず、部署をまたいだ横のつながりをつくることによって、業務がスムーズに運ぶこともあるでしょう。

【メリット2】仕事に新しいアイデアが生まれる

7215-00092-2仕事に広い視野を持てることで、単一の考えに縛られず、新しいアイデアが生まれるというメリットがあります。ジョブローテーションには、さまざまな角度から仕事を見られるようになるという側面もあるのです。

【メリット3】マンネリ化を防止する

同じ部署や仕事に長く就いていると、次第に仕事がマンネリ化してしまうことがあります。常に向上心を持って業務に取り組むためには、ジョブローテーションによりマンネリ化を防ぐという手法も有効です。

ジョブローテーション制度のデメリット

一方で、ジョブローテーション制度には、次のようなデメリットもあります。

【デメリット1】専門的なスキルを伸ばしにくい

7215-00092-3ジョブローテーションは、業務に慣れてきた頃に別の部署へ異動するため、専門的なスキルを伸ばしにくい点がデメリットです。多くの経験を積むことで、高い専門知識を養うスペシャリストを目指す場合、ジョブローテーションが専門スキルの習得を妨げてしまう可能性があります。

【デメリット2】仕事への探求心が薄れる

短い期間での定期的なジョブローテーションを実施している企業では、その場しのぎで仕事に取り組む社員が出てきてしまいます。「どうせ、すぐに職場が変わるから」と、仕事への探求心が薄れてしまうというデメリットが考えられます。

おわりに

今回は、ジョブローテーション制度の目的やメリット・デメリットをご紹介しました。制度を定着化させることにより、社員にとって多くのメリットがある反面、その分野のスペシャリストを求めている企業では、運用に慎重になるべき側面もあります。自社における有効性を検討した上で、ジョブローテーション制度を実施しましょう。

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