2017.02.20組織作り

従業員満足度とは違う「従業員エンゲージメント」向上がもたらす効果

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「企業は人なり」という言葉があります。企業は従業員を貴重な財産と捉え、従業員満足度の向上に努めてきました。従業員が満足して働いている会社は、従業員にとって良い会社であることは間違いありません。
一方で「従業員満足度の向上は業績アップにつながるのか」という問題は、常に議論の対象となってきました。近年、業績に直結するとして注目を浴びている考え方が「従業員エンゲージメント」です。そこで今回は、従業員満足度と従業員エンゲージメントの違い、そして従業員エンゲージメントの向上がもたらす効果についてご紹介します。

従業員エンゲージメントとは

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最初に従業員エンゲージメントと従業員満足度の違いを整理しておきます。

エンゲージメント(engagement)という言葉にはさまざまな意味がありますが、簡単に言えば、「何かに従事しているさま」と考えて良いでしょう。すなわち、「従業員エンゲージメント」とは、従業員が会社や業務に自発的に貢献しようとする姿勢です。従業員エンゲージメントの向上とは、従業員のやる気や積極性を促す取り組みを指します。

一方、従業員満足度(employee satisfaction)はESとも呼ばれ、「従業員の会社に対する満足度」を表します。従業員満足度が高くても、「仕事にやりがいを感じているから満足度が高い」とは限りません。福利厚生の充実や高い賃金が、従業員満足度が高い理由であることも考えられます。また、満足度が高く居心地が良い企業であっても、業績向上との因果関係を見いだせないケースもあります。

従業員エンゲージメントは、業績に直結します。したがって、企業は従業員エンゲージメントの向上のためにあらゆる施策を講じなければなりません。
子供を持つ従業員が働きやすいように育児支援制度を設けたり、自社の価値観を記した冊子を従業員配布したりするなど、従業員エンゲージメント向上に積極的に取り組む企業もあります。

従業員エンゲージメント向上がもたらす効果

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従業員エンゲージメントの向上は、どのような効果をもたらすのでしょうか。「モチベーション」「チームワーク」「信頼関係」の3つの視点から効果を確認します。

モチベーション

能力はあるにもかかわらず、期待通りの成績を出せない従業員もいますが、モチベーションの低さが原因の場合も少なくありません。従業員エンゲージメントの向上は、モチベーションに反映されます。自発的に会社に貢献しようとする意識を従業員に持たせることで、仕事のスピード・クオリティともにアップします。

チームワーク

個々のエンゲージメントの向上は、チームワークをより円滑に遂行しようという意識を醸成します。チームのコミュニケーションはよりオープンで密に、従業員は自分に求められる役割を意識しながら行動できるようになります。想定外のトラブルが起きた場合も、チームワークで乗り越えることが可能です。

信頼関係

社内の信頼関係が希薄な社員が多い企業は、大きな発展は望めません。営業担当者がお客様との信頼関係の構築に心を砕くように、社内でも信頼関係が重要です。
従業員エンゲージメント向上により、会社と社員、社員同士に強固な信頼関係を築くことができます。部下に信頼して任せられるタスクが増えた場合は、部下に一定の権限を与える「権限委譲」を行い、自身の負荷軽減や部下の成長促進につなげましょう。

おわりに

従業員満足度だけを高めても、業績アップに結び付かない場合もあります。従業員の居心地を良くするためだけの取り組みは、従業員の能力開発や会社が発展するチャンスを奪っているとも言えます。従業員エンゲージメントを向上させ、従業員の活力を引き出しましょう。

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