2017.10.04社員教育

企業に求められるコンプライアンス。社内で意識の向上を図るには?

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近年では頻繁に企業の不祥事が紙面に踊るようになりました。社員による不正や社外秘の情報や企業の評判を下げるような内容のSNSへの投稿が報じられることがありますが、コンプライアンスを守る意識の低下の表われといえるでしょう。今回は、社内でコンプライアンス意識を向上させるためのポイントについてご紹介します。

社内のコンプライアンス意識の把握

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具体的なコンプライアンス向上施策を策定する前にすべきことがあります。それは社内のコンプライアンス意識の実態を把握することです。

新人のコンプライアンス意識に不安な点があることはもちろんですが、一方で中堅や管理職のコンプライアンス意識も十分ではないケースがあります。利益重視の業務を行ってきた企業では、社内全体に「法律やルールにとらわれても仕方がない」などのような考え方が蔓延している場合も少なくありません。

また、コンプライアンスの一環として遵守する内容を、あくまで法令だけであると誤って認識している社員も多いようです。コンプライアンスを直訳すると「法令遵守」ですが、最近では社会通念や社内規則を守ることもコンプライアンスに含まれるようになっています。

「法令違反ではないから悪くない」と何でも正当化してしまう前に、その行動が社会通念や社内規則上問題はないかを立ち止まって考える意識を持たせなければなりません。

コンプライアンスの基本理念の浸透

7215-00085-3不祥事を起こしてしまう社員には2つのタイプがいます。法律・ルールを「知らないタイプ」と、「知っているけど守らないタイプ」です。

「知らないタイプ」は知識を提供する研修を行うことでコンプライアンス意識を改善できますが、報道やインターネットで数々の不祥事が取り沙汰されるようになった昨今では、法律・ルールを全く知らない社員は少数派です。

今後、企業がトラブルを回避できるかどうかは、「知っているけど守らないタイプ」をいかに是正できるかにかかっているといえるでしょう。そのためには、コンプライアンスの基本理念を広く社内に浸透させることが不可欠です。

コンプライアンス意識の基本理念は決して難しいものではありません。「悪いことはしない」「人に迷惑をかけない」といった良心を常に持つことが、コンプライアンス意識の向上につながります。基本理念が社内に広く行き渡れば、自然と社員同士が相互にチェックしあうような風土が生まれてきます。

コンプライアンスを意識させるため、社員一人一人にコンプライアンスカードを持たせるという方法もあります。

継続的な教育によるコンプライアンス意識の定着

コンプライアンス意識を育てる教育や研修は、一度実施すれば良いわけではありません。教育や研修は定期的に実施し、内容はその都度見直すようにしてください。

前述したような相互でルール・法律への遵守状況をチェックしあう風土を確立できれば、ひとまず企業のコンプライアンス意識は十分といえますが、その状態を定着させるためには継続的な教育の実施が求められます。

他社のコンプライアンス違反事例を紹介し、なぜコンプライアンス違反が起きたのか、コンプライアンス違反がどのような影響をもたらしたのか、コンプライアンス違反をどうすれば防ぐことができたのかを考えさせることをおすすめします。

おわりに

コンプライアンス意識を向上させるポイントを取り上げましたが、コンプライアンスは、マネジメント層が意識するだけでは不十分です。社内全体でコンプライアンスの重要性を確認し、その向上に取り組まなくてはなりません。役員から一般社員に至るまで、「ルール違反によって起こるリスクは他人事ではない」という意識をしっかりと根付かせることが大切です。

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