2014.03.11人づくりマネジメントの基本と原則

第4回 組織とは人間の限界を乗り越える手段である

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 ドラッカーの教えに、“組織とは、死という生身の人間の限界を乗り越える手段である”という言葉があります。人は永遠の存在ではありません。いつか必ず存在がなくなります。ここでは“死”という言葉を使っていますが、それ以外の原因もあると思います。定年退職、転職、人事異動、病気や怪我、休職…、人がいなくなってしまう原因にはどんな事が挙げられるでしょうか。
 ここで考えなければいけないのは、誰かがいなくなってしまったからといってそれまで続けてきた仕事を止める訳にはいかない、ということです。なぜなら仕事はすべて顧客のために行っている活動だからです。
 例えば、私の自宅付近にほぼ毎日使っているコンビニエンスストアがあります。この付近のコンビニはここ1件だけしかありません。もし経営者の個人的な都合で撤退でもしたら私は大変困ります。きっと私だけではありません。この近所の多くの利用者が困り果ててしまいます。
「この人がいないと致命的にまずい」という存在を作ってしまっているという事は、マネジメントがうまくいっていない証拠であると言えます。会社の存続が危ぶまれるような要因は何でしょうか。そこに予防策を打っていますでしょうか。会社は顧客のために人の死を超えて永遠に存続しなければなりません。存続は経営責任なのです。

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