2014.02.17人づくりマネジメントの基本と原則

第1回 組織とは

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 前回でお話しました通り、組織にマネジメントがなかった無機能な単なる人間集団になってしまいます。組織にはマネジメントが絶対不可欠です。そして、そのマネジメントを実践する人がマネジャーです。ですので、マネジャーという立場にある人は、そもそも組織とは何かを理解しておく必要があります。

 ドラッカーは著書『ポスト資本主義社会』の中で、こう書いています。

        “組織とは共通の目的のために働く専門家からなる人間集団である”

 おそらく、マネジャーではなくてもこんな事は知っている、と言いたくなるくらい当然の事のようです。新入社員研修で聞いた覚えがある、という人もいるほどです。
このシンプルな一文を、マネジャーはより深く考える事が重要だと思います。たとえば、自社に当てはめて考えたときに共通の目的とは何でしょうか?会社の目的は、経営理念や社是・社訓など、会社の存在意義を示す言葉に託されています。
 われわれが共通の目的のために働く人間集団であるならば、例えば、採用活動には経営理念を熱く伝える場面を組み込んでいるだろうか?履歴書・職務経歴書を精査するだけの採用になっていないだろうか?心の底から経営理念に共感する人を採用しているだろうか?そんな事は度外視でただ優秀そうな人を採用していないだろうか?今の社員たちに「何のために働いているの?」と聞いたら、本当に「この会社の経営理念を実現させるため」と答えてくれるのだろうか?それとも「給料のため」と答えるだろうか?
 こんな風に自社に当てはめてみて、深く考えていくと、課題がたくさん見えてくるのではないでしょうか?次回は、このシンプルな一文をもう少し深く考えてみたいと思います。

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