2014.01.24新人教育の原理原則

第08回 ゆとり世代の育成ポイント2:アドバイスしすぎない

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ゆとり世代の新人を部下に持つ上司の方にお聞きすると、「自ら考え自ら動くことができない」という問題を口にされる方が多いように思います。調べていて「自ら考え自ら動くことができない」のは、彼らの過ごした学校教育環境に違いがあることが分かりました。育成ポイントのその2「アドバイスしすぎない」は、この学校教育環境に大きく関わってくるので、最初にお伝えいたします。

義務教育時代を思い出していただきたいのですが、私たちゆとり以前の世代は1クラス40人くらいの中で学校生活を過ごしてきました。その中で競争をし、自分をアピールする事を身につけてきたことで、自ら考え自ら動く、と言う姿勢が自然と育ってきたと言えます。それに対し、ゆとり世代はどうか?というと、1クラス20~30人程度の場合が多いのです。このくらいの人数であれば、自らアピールしなくても嫌でも全員に先生の目が行き届きます。その為、自分でこうした方が良いと思ってそれを実行すると、すぐに先生の目に止まり言われた通りにしなさいと逆に言われてしまうことが多かった世代です。つまり、ゆとり世代は自分から動く事を怒られてきた世代なので、具体的に言葉で言われたこと以上の事はしたがらない傾向にあります。でも、私たち、ゆとり世代以前の世代は「自ら考え自ら動く事」を善としていますよね?
ここが彼らと私たちの違いです。

もちろん、ひとたび社会に出て組織の一員として働いていく上では「指示された事を言われた通りに行う」だけではなく、「自ら考え自ら動いて行く」といった姿勢が必要です。

だから、指導をする上では、何でも一から教えてしまうのではなく、自分たちから「答え」を引き出せるよう、上司や先輩があえてアドバイスをしすぎない、ということが大切になります。

「アドバイスをしすぎない」という育成ポイントについて、良い指導方法と悪い指導方法をまとめました。ぜひ御社の新人教育でも参考にしてみてください。

「○○ したほうがいい、○○ しなさい」など過剰な情報やアドバイスを与えるような指導法を行う。
考える時間を相手に与えておきながら、答えを待てずに、すぐに答えを教えてしまう。 すぐに教えなければならないことはアドバイスするが、長期的に考えさせることは、時間がかかってもいいから答えが出るまで待ってあげる
答えが出たら、しっかり行動するまでのフォローをこまめにしてあげる。

いかがだったでしょうか?次回は、ゆとり世代の育成ポイントの3つ目 「挫折からはさっさと立ち直らせる」についてお伝えします。ご期待ください。

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